今回は警察応対時のダメな例を3つ紹介します。少し大げさに書いていると思われるかもしれませんが、実際にこういう人は結構います(笑)
本記事の例を反面教師として上手に警察応対し、警察を最大限に利用しましょう!
【ケース1】具体性と冷静さがない
おい!聞いてくれよ!
あの野郎がどうしても許せない!
あいつ逮捕しろよ!!!
え~と、、、
とりあえず落ち着きましょう^^;
具体的に誰と何があったのですか?
落ち着いてなんていられるか!!!
さっさと動けよ!
くぁwせdrftgyふじこlp
帰りたい。。。
まずは冷静になること、平常心を用意することから始めましょう
【ケース2】詳細が分からなすぎる
自転車が盗まれてしまいました。。。
それは大変です
被害届を作成しましょう
盗まれた日時や場所、自転車の特徴などを教えてください
え~と、、、
最後に自転車に乗ったのは2か月くらい前だったかな?
自転車をとめた場所は、確か〇〇スーパーだったかな?
いや、△△パチンコ店だったかも。。。
特徴は青色のママチャリぐらいしか思い出せません
う~ん、、
もっと詳しい情報が欲しいですね
防犯登録番号やメーカー、車体番号などが書かれた紙はお持ちですか?
それと、盗まれた日時や場所はもう少し絞れませんか?
とめていた可能性がある場所は見に行かれましたか?
紙は家にあったと思うので取りに行ってきます
そういえば、△△パチンコ店は見に行っていません
家に戻る前に行ってみます
ーーー1時間後ーーー
すみません、
△△パチンコ店に問い合わせたら「店の前に放置されていたので1週間前に役所に撤去してもらった」と言われました。
盗まれてませんでした。
そうでしたか。
自転車をお店に放置するのはやめましょうね^^;
これもよくあるケースです。被害届を作成するには「いつ・どこで・どんな物が・どんな状況で被害に遭ったか」などが最低限必要です。さらに事件として進めるには「なぜ被害に遭ったと言えるのか・あなたの所有物であると証明できるか」も必要となります。
詳細が分からないまま、ぼんやりと被害届を作成することも一応可能です。ただしそれだと、結果として犯人に言い逃れられる可能性が高まります。
犯人を特定すると取調べを行います。そのときに犯人が嘘をついた場合、警察官は被害届や報告書に書かれている被害日時、場所、被害品の特徴、被害状況などを武器に犯人の矛盾点を探します。なので、これがぼんやりしていると警察官も十分に戦うことができないので事件を立件できるかどうかの重要な点となります。
【ケース3】全部警察任せにしようとする
ネットで知り合った人から「必ず儲かる」と言われ、元金として50万円くらいを振り込んだのですが、その人と連絡が一切とれなくなってしまいました
これって詐欺ですよね、被害届を出したいです
詐欺の可能性はありますね
振り込んだ金額、振込先などの明細や履歴はありますか?
だから50万円くらいですって!
履歴なんかありませんよ
それより被害届を早く作って逮捕してください
犯人に僕のお金が使われたらどうするんですか!
銀行振込などでしたら、履歴が出せると思うのですが。。。
最初に相手の口座を凍結する必要があるので、振込先を教えて欲しいです
そんなの警察で調べればすぐに分かるでしょ!
そこまで何でもできるわけじゃないんだよなぁ…
これもよくありました。
当たり前ですが、警察は全知全能の神ではないので、何でもすぐに情報が得られるわけではありません。基本的には各機関の協力を元に情報を得ています。時には令状による差し押さえをしなければならないこともあるので、どうしても時間がかかってしまいます。
「あとは警察が勝手にやってくれるだろう」という考えは誤りです。事件を解決するには「被害者も捜査に協力して一緒に解決していく」ことが絶対条件だと心得ましょう。
終わりに
以上が応対時のダメな例です。いかがでしたでしょうか?
本記事はあくまで例なのでケースによって状況が変わりますが、筆者が現役時代に経験した(困った)例を挙げてみました。
みなさんの困り事が1つでもなくなるよう願っています。
それでは~^^