【極悪人?】犯罪者になりやすい人の特徴を徹底解説!

警察

お疲れ様です!PM太郎です^^

皆さんは犯罪を犯してしまう人はどんな人だと思いますか?変な人?特殊な人?

もしかして「ドラゴンボールのフリーザ」、「アンパンマンのバイキンマン」みたいに自分を悪だと認めている人が犯罪を犯すのでしょうか?そもそも自分のことを悪だと認めている人なんているのでしょうか?

結論から言うと筆者はそんな人に会ったことがないです。

筆者は刑事として約8年間勤務し、犯罪を犯してしまった人たちと多く接してきました。その中で筆者がその人たちに感じた印象は、

意外と普通な人が多い

ということです。

本記事では筆者の経験から犯罪者になりやすい人の特徴について解説しました。皆さんも自分や周りの人に当てはまるものはないか確認してみてくださいね。

1.ストレスを溜めやすい

ストレスを解消せずに放置してしまうと、

何かしらの依存症

になってしまう可能性が高いです。その理由は依存行為をすることによって脳に快楽物質であるドーパミンが放出され、それが唯一のストレス解消となってしまうからです。そして、依存行為がどんどんエスカレートしていき、ついには犯罪行為に手を染めてしまいます。

犯罪に発展しやすい依存症については、

  • 薬物依存症
  • ギャンブル依存症
  • クレプトマニア(窃盗症)
  • アルコール依存症
  • 性依存症

などが挙げられます。

これらの犯罪については「本人も気が付かない内に止められなくなっていた」「逮捕されるまで依存症だと気が付かなかった」という人もいました。

この場合は、ストレスを適切に解消することが重要となります。

また、真面目すぎる人や責任感の強さから自分を犠牲にしがちな人も要注意です。日々の生活に不満を感じている人は、ストレスを解消できる趣味などを持つように心掛けましょう。

依存症については本人の力だけでは解決できないケースが多いです。

少しでも当てはまれば、早めに専門医への受診を検討しましょう。

2.環境が悪い

一概に環境と言っても様々なものがあり、例えば家庭や職場、友人関係などが挙げられます。

特に少年時代から非行を繰り返してしまう人は、親族から暴力やネグレクト(育児放棄)などの虐待を受けているなど、家庭環境が悪い人が多い傾向にあります。

また、職場や友人関係が犯罪に対する罪悪感が薄い人たちの集まりだったらどうでしょうか?人によっては周りに流されてしまったり、巻き込まれてしまったりするでしょう。

こういう場合は、簡単に周りに流されるのではなく自分の意志を強く持つことが大切です。また、環境を変えられるのであれば、思い切って周りの環境を変えてみるのも手だと思います。

周りに流された結果、逮捕されてしまう人も多くいます。

最近話題の闇バイトなどがその例です。

「自分はそんなつもりではなかった」は通じないです。

後悔する前によく考えましょう。

3.衝動的に行動してしまう

衝動的に行動してしまう人も要注意です。

例えば、短気な人衝動買いを繰り返してしまう人、生活費がなくなるまでギャンブルや風俗にお金を使ってしまう人などが挙げられます。

このような特徴の人は「良く言えば行動力がある、悪く言えば思慮深さが足りない」人が多いです。

実は、先ほど説明した依存症になりやすい人の傾向でもあったりします。

衝動的に行動しがちな方は、読書をするなどして知識や集中力を高めることをオススメします。そして「自分が犯罪を犯してしまったら自分の人生や他人にどれだけの悪影響を与えてしまうか、誰をどんな風に傷付けてしまうのか」などについて具体的に想像を膨らませて考えましょう。

あまりにも度が過ぎる場合はADHDなどの障がいである可能性もあるので、気になる方は専門医で検査を受けることをオススメします。

4.自尊心が低い

簡単に言えば、自分自身を大切にできない人です。また「自分なんてどうなってもいい」と自暴自棄になっている人も該当します。

皆さんは「自分軸」「他人軸」という言葉を聞いたことはありますか?

自分軸とは「自分の気持ちや考えを中心に物事を考えて行動できる人」のことを言います。自分軸で生きている人は、常に自分に正直で人生に窮屈さを感じることがないため、自尊心が高い人が多いです。

反対に他人軸とは「他人からどうやって見られているかを中心に考えて行動してしまう人」のことを言います。他人軸で生きている人は常に他人の顔色ばかり気にして、他人に怯えながら行動してしまいます。その結果、人生に生きづらさを感じてしまい、自尊心が低い傾向にあります。

あとは自分の「過去の失敗が受け入れられず後悔ばかりしてしまう人」も注意が必要です。いわゆる完璧主義の人がこういう思考になりやすいです。完璧主義の人は自分で自分を追い込み、結果として自尊心が低くなることがあります。まずは「失敗をしない人間なんていない」と認めることから始めましょう。

自尊心が低い人は他人のことを思いやる余裕がなくなってしまいます。そのような状態が続いた結果、相手の気持ちを考えることができなくなり、最終的に犯罪を犯してしまうようになります。

他人軸の人は「世間のこうあるべき」に縛られてしまいます。

実は筆者も現職時代はそうでした^^;

(むしろ警察官に多いような気がします)

今は自分軸で生きるように意識しています。

5.人に頼ることが苦手

人に頼ることが苦手な人は意外と多いです。それは「申し訳ない」とか「弱いところを見せたくない」など、様々な感情がそうさせてしまいます。そして、そういう人は必要以上に自分を大きく見せようとしてしまいます。その結果、いつも無理をしている状態となり、ストレスを溜めてしまいがちです。

人に本音が言えず、相談することが苦手な人も多い傾向になります。つまり、何か悩みを抱えていたとしても、自分一人で抱え込んでしまいます。何でも自分一人で解決できれば良いのですが、世の中そうはいきません。いつか解決できない問題に直面した時に問題が深刻化するまで放置してしまいます。そして最終的に犯罪をしてまでどうにか解決しようとしてしまいます。

誰かの役に立ちたいと思っている人は多いです。

思い切って相談してみれば、親身に聞いてくれる人も多いでしょう。

いざという時に相談できる人は誰か考えておきましょう!

6.終わりに

ということで、今回は犯罪を犯してしまう人はどんな特徴があるかについて解説しました。

これはあくまで「筆者の経験上こういう人が多かった」という特徴ですので、正確なデータではありません^^;

結局、何が伝えたかったかというと、

どんな人でも考え方1つで犯罪者になってしまう可能性はある

ということです。

特殊な人、変な人だけが犯罪を犯してしまうわけではないんですね。

ニュースなんかで犯人に対して知人が「真面目で良い人でした」と言っているシーンって見たことありませんか。まさにそのとおりなんです。少なくとも筆者が接してきた人たちはほとんどが普通の人でした。

ですが詳しく話を聞くと、何かしら我慢をしていたり不満を持っていたりして、それが爆発してしまった人が多かった印象です。あとは自暴自棄になって犯罪を繰り返してしまう人もいました。

だからと言って他人に迷惑をかけていいわけではないということを常に忘れてはいけません!

明日は我が身とはよく言ったものですね。私も含め、みんなで気を付けましょう!

それでは~^^

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