警察官として採用されて4月から警察学校に入校される方も多いのではないでしょうか。筆者が勤務していた所属では、2月とか3月に入校される方もいましたね。
採用された方、まずはおめでとうございます!本記事では10年以上警察官として勤務し、無事にリタイアした筆者が警察官に向いている人の特徴について解説します。リタイアした筆者だからこそ気を付けて欲しいことについても助言しますね^^
1.困っている人を助けたいという気持ちが強い
免許更新などを除けば、警察に来る人のほとんどが困っている人です。警察官を志した人は多かれ少なかれ「困っている人を助けたい」という気持ちがあったはずなのですが、中にはその気持ちが薄れている人もいます。「被害届の受理を突っぱねることができたら1人前だ」なんてバカなことを言う人もいるくらいです。
筆者としては「警察官だからこそ誰かの力になれる」という気持ちを強く持ち続けて欲しいと思います。そして必ずあなたの前に現れる悪い先輩の影響を受けないよう、初心を忘れずに自分を強く持って仕事して欲しいです。
筆者も「困っている人を救えた」という実感があったからこそ、10年以上警察官を続けられたと思います
2.体育会系のノリが平気
警察は基本的に(脳筋)体育会系のノリの人が多いです。特に機動隊経験者(笑)
筆者は機動隊経験はないのですが、そもそも刑事課自体が体育会系の頂点(言い過ぎ)みたいな場所でした。筆者の場合、学生の時にバリバリ体育会系の部活に入っていたので何とかやっていけました。機動隊出身の先輩からも「PM太郎なら機動隊でもやっていけるよ☆(勧誘の目)」と言われましたが、丁重にお断りしました^^
元々、警察組織のモデルが軍隊なのである程度は仕方ないと割り切りましょう。体育会系、つまり縦社会の良いところは「いざという時に役割分担がすぐにできる」ことです。例えば災害時などで面識のない警察官と連携する際、誰の指示に従ったら良いのか混乱します。そこで階級が役に立ちます。警察官は業務上、階級が上の人に従う義務があるからです。階級上位者が下の者に的確に指示を出し、任務を遂行するというのが警察の基本なのです。(的確な指示を出せる階級上位者に当たるかどうかという問題もありますけどね)
最近ではクールな警察官も増えています
体育会系が比較的多いよという話です
あまり心配し過ぎないでくださいね^^
3.理不尽に耐えられる
初めに言います。業務の性質上、ある程度の理不尽は覚悟してください(笑)
最初の理不尽は警察学校です。筆者は「え?こんなにどうでも良いことで怒られるの?」と常に思っていましたが、途中で考えるのを止めました。(ジョジョ2部のカーズみたいに)
でも安心してください!今の警察学校はある程度優しくなったはずです(説得力なし)
筆者が警察学校に入校したのは10年以上前ですからね^^; 当時はコンプライアンスという言葉どころか、警察にはパワハラという言葉すらなかった時代でした。ですがここ数年で警察にもそういう言葉がやっと導入されたようです。そもそも警察なのにコンプライアンスがないというのは、どういうトンチ?と思っちゃいますよね(笑)
そして究極の理不尽は警察学校卒業後に訪れます。理不尽の相手は身内であったり、外部の人であったりと様々です。そういう時は深く考えてはいけません。理不尽を耐えることで給料が貰えているくらいに思いましょう。そのうち慣れますから(笑) あなたの味方も必ずいますよ^^
深く考えすぎないのがコツだと思います
筆者は深く考え過ぎてしまった代表です
4.要領が良い
筆者はこれが最重要だと思っています。どんなに忙しくても、パパっと仕事を片付けられる人は警察官に向いています。
要領が良い人というのは常に余裕がありますよね。本当に憧れます。筆者の場合は変に完璧主義をこじらせてしまった結果、常に仕事に追われる日々を過ごしてしまいました。つまり自滅です。
そんな筆者に必要だったのは、
適当・いいかげんな仕事の仕方
だったかなと思います。
適当、いいかげんって悪いイメージありませんか?筆者もそう思っていました。ですが今では良い言葉だと思っています。だって「適したもの当てはめること」「良い加減で物事を行っていること」だと思い直したからです。筆者は何事も全力で一生懸命にやれば良いと思い込んでいました。それこそ大きな間違いでした。
これから警察官になる方、現役で頑張りすぎている警察官の方には、
70%ぐらいの力で仕事をがんばって欲しい
と思っています。常に100%の力で仕事を続けると筆者のように必ずオーバーヒートする日が来ます。人には最低限30%ぐらいの余力が必要だと思います。むしろ、常に70%くらいの力で仕事した方がコストパフォーマンスも良くなります。特に強いストレスを感じる仕事であるからこそ、無理はしないで欲しいです。
筆者が現役時代の自分自身にアドバイスできるとすれば、そのことを一番に伝えたいです。
自分を大切にできない人は他人も大切にできませんよ
5.まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?あなたは警察官に向いていましたか?
警察官は、人の生死や人生を左右する場面に遭遇します。
だからこそ、いざという時に出せる力を残して欲しいです。失敗した筆者が言うのだから間違いありません。負担がかかる仕事だからこそ給料も良いんです(笑)(ローンもほぼ落ちません☆)
せっかく警察官になったのであれば、皆さんには続けてもらいたいです^^
もし仕事の愚痴があれば気軽にコメントくださいね!共感だけはできるはずです(笑)
それでは~^^